2020年6月9日 狩野川 今季初釣行 

数日前のことになりますが、やっとこさ今季初釣行に行ってまいりました。10日辺りから降り出すかも?という天気予報を受けて、追われるように釣行日を決めた次第です。事前に作成した釣行チェックリストでしっかりと準備を済ませ、9時頃伊豆高原を出発。途中で修善寺の農産物直売所(17時に閉まるので帰りに寄れない)に立ち寄ったりしたこともあり、大仁の津田おとり店に到着したのは10時頃になりました。

道中に大仁の赤鉄橋を通ったのですが、誰も釣り人がおらず不安が胸をよぎります。ご主人は川に出かけておられたので、奥様と解禁おめでとうございます~でもコロナ大変ですね~というような会話を交わしながら、年券を購入します。例年だと年券を買ったついでにおとりも購入して大仁で初釣行していたのですが、有力おとり店の常連の猛者たちすら竿出しを躊躇うほどの状況でなんとかなると思うほど、自分のアームに自負はありません。

とりあえず、おとり購入は保留にしてご主人にも挨拶を済ませるべく川に向かいます。昨年は2度の大型台風の直撃を受けて、狩野川は至るところで川筋が変わり石組みも少なからず変わってしまいましたが、この大仁付近は最も変わった所の一つでしょう。本流だった外カーブ側が上流から流されてきた大石で一気に川底が埋まって浅瀬化し、川の流れは内カーブ側にシフトしてしまっています。おとり店のドアにビフォーアフターの写真が貼ってありましたので、こちらでもついでに紹介します。

出水前の狩野川大仁付近
出水後の狩野川大仁付近

川に到着して程なく、ご主人と半年ぶりに再会。状況を聞いてみるとやっぱり芳しくないようです。川筋が変わっちゃいましたね~との話題にも当然なりましたが、「遠心力で外カーブ側が本流となる力は出水の度に働いてくるから、段々と元の形に川も変化していくと思うよ」といったような事をご主人は言っておられました。おそらく数十年単位の長い目の変化でしょうが、人生を川と共に生きてきたような方が言われると説得力がありますね。

一雨降って渇水状況が無くなり、若鮎が動き始めれば状況が改善するとのことでしたので、やはり今年の大仁での初竿出しは諦めて、他のポイントに向かうことにします。去年ネズミ捕りに一度やられたので、後ろから暴走ダンプに煽られても制限速度+10キロに収まるように川を遡るように車を走らせます。10分ちょっとで次のおとり屋さんに到着です。

このポイントも昨年に数度お世話になったところですが、先行者が一人しかいません。空いているのは大変ありがたいのですが、狩野川のように竿圧が高い川では空きすぎているのは悪いサインの場合が多いです。おとり屋さんの方に状況を聞いてみると、あまり芳しくないとのことで、「○○○さんに行かれたほうが良いかもしれませんよ」となんとも商売っ気のない、正直で親切すぎるアドバイスまで頂いてしまいます。やはりどこでも垢腐れが進んで一雨欲しい状況のようです。ここでも一応、川に一度行き目視で確かめますが、石色が全体にくすんでおり良い結果が得られるようには思えませんでした。状況が良くなったらまた伺いますと、このおとり屋さんも後にします。

更に川を遡った次のおとり屋さんは、まあまあの客入りでご主人に聞いてみると連日コンスタントにボチボチの釣果は出ているようです。しかしながらド渇水傾向で入れるポイントが縮小しているために、目ぼしいポイントは全部埋まってしまって残念ながら入る余地がありません。このときは既に11時前だったのでいくらなんでも行くの遅すぎですよね、ハイ。ここもまた伺いますと後にして更に上流を目指します。

渇水で垢腐れ傾向となれば、どこの川でも行くべきところは自ずから限定されてきます。自分で状況に合わせてポイント選定するというのも鮎釣りの楽しみの一つですので、ここでは敢えて私の考えを述べるつもりはありません。私の考えは一般論の延長の仮説にしか過ぎませんからね。正解は各々が自分で見つけていくべきだと思います。

そんなこんなでおとりを買ったのは初利用のお店となりました。おとりを弱らせないためにできるだけ準備を済ませてからおとりを買いに向かうわけですが、チェックリストでしっかり準備をしてきたつもりが、暑い日だったのに浸水タイプのタイツを忘れてきておりました。仕方がないのでまだ封を開けても居らず、タグが付いたままの防水タイツの出番となります。今度新調したのはソックス一体型のタイツなので、ソックス部も4mmとかなり厚みがあり、少し余裕があるはずの自家カスタムした鮎タビではキツキツでした。防水タイツ用にもうワンサイズ上のタビも用意しないといけないかもしれませんね。

おとりを2つ買って、おとり屋さんから教えて貰った通りの入川道を経て川にたどり着きます。時刻はもうお昼前になっていました。昼食のパンを河原に置くとまたカラスにさらわれるので、逸る気持ちを抑えつつ、まずは少し早めのお昼を済ませることにします。防水タイツですが、川水に足を浸しながらお昼を食べていると、タイツ越しにもひんやりが伝わり汗ばんだ体から汗がスッと引いていくのがわかります。コロナ自粛が長かったので、今年の初釣行はとりわけ開放感が心地よいです。

お昼を済ませ、竿に仕掛けをセットして養殖1号を送り出してしばらく、正午のチャイムが鳴ります。腕時計は忘れないように&ソーラー充電のために車のハンドルに装着しているのですが、腕につけるのを忘れてしまいました。オトリを送り出して数分後、竿を持つ手にブルブルブルと明確な当たりの感触が。オトリより少し小ぶりながらも黄色い野鮎が無事タモに収まります。

2020年6月9日 狩野川

今季初のこの野鮎ちゃんはすこぶる元気で、終盤用の太糸仕掛け(初期鮎用の仕掛けを作るのをサボったのは内緒です)を背負ってもスイスイと沖に上流に泳ぎまくってくれます。ここぞポイントにもしっかり入りまくってくれたのですが、なかなか次が来ません。前日に上手い人に攫われた後なのかな?次の更に小ぶりがヒットしたのが40分後ぐらいで、それから30分ほどで2つを追加します。バラシが2度ほど有ったのがもったいなかったですが、初期鮎は追いが弱いのでこれは仕方がないところもあります。

そこから更に動きまくって追加を目論んだのですが、残念ながら追加はならず。石色は読みどおり悪くはないのですが、魚影自体が薄めな感じです。渇水期というのは川を棲み家とする魚にとっては生活圏の縮小を意味するためにまさに死活問題で、人間に置き換えてみると海水面が上がって陸上面積がどんどん縮小しているようなものです。当然ながらそのような環境では魚は怯えて神経質になり活性も下がります。ちょうどコロナに怯える人間にようなもんでしょうか(適当

後が続かないので車で大移動して他のポイントに向かうことにします。このポイントも読みが外れないならば垢状況は良好なはずです。時刻は14:30頃だったと思います。常時録画システムのメモリーカードに昨年のデータがそのまま残っており、メモリーの容量いっぱいで2時間ちょいぐらいで録画が停止しており、残念ながら記録が残っていませんでした。

今度は腕時計をしっかり着け、15時頃から2つ目のポイントで釣りを再開。ここは入りやすい事もあって先行者が数名居られますが、夕方に差し掛かる時間なので帰り支度を始めている方も居ます。川に入ってみると読みどおり垢付きは良好で腐れもあまりありません。新し目のハミ跡もところどころに見られ、魚のハネも時折見られ全体的に先程のポイントより良い感じです。

期待に胸を膨らませて一番元気なエースオトリを送り込むも、結果としては追加ならず。ここでもバラシが2度ほど有ったのが悔やまれます。16時を回って周りの釣り人も川から上がったので、そろそろ帰ろうかなと思い始めた頃、オトリを入れた辺りが急にギラギラ光りだします。群れの遡上でしょうか。メモリー残量が残っており録画できていたら貴重な映像になったかもしれないのにもったいないことをしました。何度かオトリに体当りされたような感触が有っても掛からないので戻してみたところ、掛針そのものが吹っ飛んでいました。うーん残念。

慌てて掛針をセットして送り出すも、ギラギラはもう跡形もありません。絵に描いたような後の祭りです。ギラギラの第二波第三波を期待してそれからしばらく粘るも、祭り行列は再び通ることはありませんでした。16:30頃、諦めて川を後にします。防水タイツのおかげで少し冷え込んできた夕方まで快適に釣りができましたので、結果的に良かったのかもしれません。実釣時間4時間で4つという、私らしいパッとしない結果となりましたが、とても充実した一日を過ごせましたので大満足な一日となりました。

釣行日から数日経ち、待ち望んでいた雨が狩野川一帯にも降ってくれたようです。鮎シーズンは開幕したばかり。梅雨による増水で群れていた若鮎の活性が上がって川一面に散り、ナワバリを持つようになれば、更に私達を楽しませてくれるでしょう。

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